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2008年8月19日 (火)

帰省+東北ツーリング。

ウチの実家は母がもう78歳になるので、なるべく毎年一度は実家のある秋田へ帰って顔を見せるようにしています。「実家へ帰る」と言わないのは、既に離れて暮らして23年も経つと実家にはワシの居場所がなく、却って母や妹に無用な手間暇・気遣いをさせてしまうので、安く泊まれる宿を利用しているからです。

折からのガソリン価格の高騰もあり、また嫁様も一緒には来ないので、一人でクルマはちょっともったいないし、墓参りその他のことはせいぜい一日あれば済むのに、わざわざ高額なガソリンと高速代を出すのはカナリもったいない。

まぁ、毎年そんな感じで、去年まではKDXや潜り道具を積んでって秋田の懐かしい林道を走ったり海に遊びに行ってましたが。

たまには、ゼファーを出動させてみよう。折角の大型バイク。折しも新品のタイヤに換えたばっかりだし、色々ヒミツの改造の仕上げもしたいし、そう、この歳になって初めて夏用のメッシュジャケットを新調したのも弾みになりました。8月初めの730会(この地域のカワサキショップの集まり)のツーリングでも非常に快適に走れたし。

どうせなら、いつもの中央道→長野道→新潟からR7で直行ではなく、今まで走ったことのない宮城から岩手への海岸線を走ってみたい。

と言う訳で、初日の8/11は気合を入れて日の出前に出発。のハズが、ヤッてしまいました。前の晩、準備でチョット夜更かししたら、起きたら8時でした(>_<)。まぁ慌てても仕方ないので、それなりに支度して出発。伊勢湾岸、大府インターから乗って東名へ。

東名の出口で係の人に「東北道へ行きたいんですけど」と聞いたら、なんと首都高でタンクローリーが横転して火災になってるらしい(@_@)。通り抜けられるかハッキリしないので、下道に降りて環状8号を北上。イヤイヤ、コレが大変。道幅が狭くてすり抜けができない。名古屋は道が広くて・・とはよく聞くけれど、コレとの比較だったのね。

なんとか首都高に乗り直して東北道へ。何の気なしに追い越し車線を120~130km/hで走ってると後ろからライト点けたFitに突かれ、走行車線に戻ってまた120~130km/hで走ってると前を走る軽自動車が離れて行きます。・みんな、制限速度とか、知ってるのかなぁ?。あんまりスピード出しても疲れるし、何より免許を危険にさらしたくないので、ゆっくり行くことにしました。本気で勝負したら、軽やフィットなんか簡単に千切れるのはわかってるので、そこは大人の?余裕です。

初日は仙台まで到達。元よりどこまで行けるか分からなかったし、高速を降りて寝場所を探すのも面倒なので、PAの軒下を借りて寝ることに。夜中に雨が降ってきてちょっと慌てたけれど、寝袋は一応ゴアテックスなので、顔のトコだけ傘さして寝てました。

12日。気が付いたらゼファーの周りに他のバイクが3~4台。芝生にテント張ってたり、バイクのそばで寝袋も無しにひっくり返ってたり、皆さんご苦労様です。高速を降りて、松島のあたりを見物。そう言えば子供の頃、家族旅行で来たんだった。もう写真でしか覚えてないけど、それでもなんか懐かしい気分。途中で展望の良い所までバイクを降りて歩いたり、国道を外れて海の近くの廃道を探し当てて、入ってみたら見事にダートで腹を打たないようにハラハラしたり(笑い事じゃありません。ゼファーはオイルパンがかなり低い所まで出っ張ってるので、岩に当てて割れたらシャレになりません。ダートの上り下りを押して歩ける重さでもないし(:_;))。で、岩手県の宮古の道の駅で軒下泊。街外れの温泉にも入れたし、港の近くで中々いぃ感じ。

13日。さすがに海岸線探検は飽きて来たし、今日は秋田の宿まで行かなくちゃならないので、内陸に入ることに。色々なルートの中から考えたのが、十和田湖へ出て八甲田山へ抜け、青森市をかすめて津軽半島を横断し、日本海へ出て南下。中々良いルートでした。全線に渡り、大体5速(ゼファーは5速がトップです)か4速、時々3速でスルスルと軽快に走れる道でした。気持ちいぃ!(^^)!。こういう道は、ゼファーは良く合うようです。今までメインに乗ってたKLE400やKL250R、GS250FWでは、ここまでの余裕はなかったんです。秋田に着いたのは夜中になってしまったけれど、走ってるのが、すっごく楽しかった!。

秋田に着いてみたら、一緒に墓参りする予定だった母が持病の腸閉塞で入院。仕方が無いのでまずは母の見舞いへ。去年は5回入院したけれど、今年は年初に一回してから半年持ったので、頑張った方だと言ってました。歳も歳だし、色々心配は心配だけれど、枕元には読む予定の新聞の山とラジカセ。妙に安心しました。天気も悪く、一人で墓参りに行く気もしないので市内の博物館などを見学。中々地元のトコって、行ってないものなので、良い機会でした。

0001穴場は、お菓子の栄太楼の2階の「東海林太郎(しょうじたろう)音楽館」。秋田出身だってことは知ってましたが、実はワシと同じ小学校の出身だったのは今回初めて知りました。ワシが今住んでるのも東海市だし、なんか共通点が多くて。秋田中学、早稲田大学を出て満州鉄道に入社するも、左寄りの調査報告書を出してしまったために僻地へ左遷。音楽への情熱を断ち切れず、ついに歌手デビュー。本当はクラシックをやりたかったけれど、生活のために仕方なく流行歌の道へ。でも、歌謡曲を歌う時もベートーヴェンを歌う時も、心構えは何も変わらないと語り、毎朝6時に起きて発声練習、ステージの4時間前以降は食事をしない、お客様の前に立つ時は常に燕尾服で直立不動のスタイルと、直球勝負な姿に惹かれてしまいました。

あと、旧秋田銀行本店の建屋を改修した「赤れんが郷土館」。明治末期の建設ですが、非常に手の込んだ芸術性の高い建築で、多分子供の頃に母に連れられて来たこともあった筈なのに、今見るとその素晴らしさに驚きました。

最終日の15日。宿で朝食をいただき、天気が良いのでバイクの出発準備を整え、R7に乗る前にチャッと墓参り。コレで秋田へ帰った目的は果たせました。

それからはずぅっと走りっ放しです。給油と簡単な食事、雨のためカッパの脱着以外は止まらず、ひたすら走ります。やはり上越から長野道、中央道ではありきたりなので、開通したての東海北陸を使ってみることにしました。噂には聞いてましたが、ホンットにトンネルばっかです。最長で11kmのもあったり、次のトンネルまでの間が2~3秒もない所もあったり、よくこんな道を作ったものだと感心してしまいます。

結局、最後に東海環状を使ってしまったために異常に距離が延び、今までの最高記録を大幅更新の830kmを一日で走りました。最高燃費は一般道を60~70km/hで流した22.1km/l、次が高速道路で80~90km/hで我慢した22km/l。100km/hまで出してしまうと、20km/lを割ってしまうし、メッシュジャケットでもバタついて疲れるので、ゆっくり走った方が楽です。カウルがないから、仕方ないかなぁ。でもカウルがないことによる軽快さも捨て難いし、1100ccの余裕は頼もしい。他にも乗ってみたいバイクは沢山あるけれど、総合的に見てゼファーが一番合ってるような気がしました。

ゼファーを買って、もう6年目になりますが、こんなに長い時間一緒に過ごしたのは初めての旅でした。KLE400やKL250R、GS250FWも、みんなおっとりしてていい子達だったけれど、エンジンの大きさからくる余裕の点で、今のゼファーが一番です。多少??のダートもなんとかなるし、もうしばらくは一緒に走って行きたいとつくづく思いました。

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コメント

元気やなーeye

ロングツーリングだね。
でも、気持ちはわかる。
それくらいの距離乗らないと乗った気しないもんね。
ただ所有してるだけじゃあ意味ないしね。
いやあ、それにしても遠回りだ。
感服です。

事情があってバイクの世界から離れている
私は何も言えない。

うらやましい限りです。

投稿: びとく | 2008年8月21日 (木) 21時57分

びとくさん。
14日は徒歩でしか動いてないので、実質4日で2500km走ったことになってます。野宿で、それなりに食事ができて眠れる場所を選べば、意外と走れるもんです。お風呂も入れれば言うこと無しですね。

あと、下手にスピード出して追い越しバンバンするよりも、適度に遅い速度で(渋滞はさすがにストレス溜まるのですり抜けしますが)淡々と走れば、案外疲れず距離を伸ばせます。

それに、今回は1100ccで、風圧がきついこと以外は非常に楽チンってこともあります。これだけ走って、5000rpm以上回したことは一度もないんです。ホンットに、余裕。この歳になって、よくぞ丁度いいバイクに巡り合えたって思いました。

#色々いじってるので、毎晩エンジンが冷えてからキャブいじってたのはヒミツです(^^ゞ。


今時のバイク事情は、ウチらより高齢の、いわゆるリターンライダーとか、昔の免許にオマケで着いてきた大型二輪免許でいきなりハーレーとか大型バイクをポンッて買っちゃう層が増えてます(厳しい目で走りを見てると危なっかしくて仕方無いんですけどね)。

まだまだ、乗れますよ。慌てず、ちゃんと周囲の理解も得て、正々堂々と復活して下さい!(^^)!

投稿: ○カ | 2008年8月22日 (金) 00時56分

よい旅をされましたね。
私もよい旅のできるようになりないな

投稿: zero1962 | 2008年8月25日 (月) 21時16分

zero1962さん。
・何を持って「よい旅」とするかは色々考え方があると思いますが、ワシの場合は、まずは走りに手を抜かない。できるだけ脇道、寄り道、ヘンな道に入り込み、なるべく細くて、きついコーナーが連続する道を選ぶ。モチロン、安全に止まれる範囲でメリハリのある運転を心掛ける。せっかくバイクで走ってるんだから、まずは走りを楽しまないと、もったいない。

次に、それなりに観光もする。名所旧跡、絶景ポイントなどは、走りに夢中になってて勢いを止めたくない時以外は、なるべく立ち寄る。走りを楽しむだけならサーキットに行けばよろしい。せっかく貴重な休日を使って、知らない場所、遠くに来てるんだから、それも楽しまないと、もったいない。

今回はバイクツーリングとは言っても、一番の目的は母に顔を見せて墓参りをすることだったので、それも一応果たせたし、子供の頃から住んでいた所に近過ぎて行って無かった所にも沢山行けたし、走りの方も十分楽しめたし、何より一日の走行距離の最高記録を更新できたのが嬉しかったです。

なんたって道具はバイクです。ガソリン入れて座って右手捻るだけで、日本中どこでも行けます。zero1962さんも、また、旅、復活しましょう!(^^)!。

投稿: ○カ | 2008年8月25日 (月) 21時57分

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